スカはスカでも下品な話なのでお食事中の方はお読みになりませんようにお願いします。

昨日はトメの誕生日だからと夫に懇願されて偽実家に連行された。
私は生理中で体調が悪いので、移動すること自体がとてもつらかった。
夫には花束とプレゼントは用意したからわたしは置いて逝け！と言ったのに、
「夫婦そろっての方がママンが喜ぶから」
「いやなこと言われないように、ボクチンがガードするから」
「なにもしないでいい、お茶飲んで座ってるだけでいいから」
「すぐ帰るからさー」とさんざん言われ、しぶしぶ従った。

鳥頭の夫は、実家についたらママンラブで舞い上がり、約束のことなんかすっかり忘れている。
わたしはおなかが痛くて吐きそうなのに、いつものように立ちっぱなしおさんどん。
「指導」という名目でトメのチェックが入る入る入る。

緊張とおなかの痛みにこらえて食卓について、みんなでトメの誕生日をたたえる歌を歌っているときのこと。
「ケーキ切り分けるからお皿と包丁持ってきて！」と言われ、立ち上がったとたんに、
朝からたまりにたまったガスがこれ以上は出せないくらいの量、祝いの席で一気に放出してしまった。

腸の具合が悪かったので、昨日の一発はことさらに芳しかった。
雨が降り込むため窓を全部閉めていたのも致命的だった。
窓を全部開け放ってももしばらく香りが漂いっぱなし。
ケーキを食べるどころの騒ぎではなくなってしまった。

祝いの席のクライマックスでの出来事で、トメはぴくぴく引きつっていたが、
なぜかウトは大受けで、「プルトニウム被爆だー」とか言って爆笑し、
小さな甥や姪たちはわけもわからず「ぷるとにうむー」と言いながらはしゃいで走り回っていた。

だから私は家で休んでおくって言ったのにー。