月. 11月 25th, 2024
936 :名無しさん@どーでもいいことだが。 2004/08/22(日) 01:00:00 ID:UiayTOvg
上のフラッシュで思い出したから、書き殴らせてくれ。

数年前、うちの猫が亡くなったんだ。老衰。16歳。爺ちゃん猫。
そいつ、真っ黒なくせに、手足の先っぽだけ白い、言う所の、「足袋猫」だった訳だ。
そいつが亡くなったとき、心底泣きに泣いて、仕事も何も手につかなかったんだよ、
葬式も挙げたけど、心の中で告別できないでさ。恋人を引き摺るみたいにずっと引き摺ってたんだよ。

で。亡くなった次の寒い冬の真夜中だったんだよ。自分、血圧が激低くて、寝てそのまま一度も夜には起きないんだよ。

一つの場合を除いて。

猫が腹に足で乗ると、流石に「重いよコラ。」って感じで意識だけは戻るんだ。降りたのを確認するとまた寝るけどな。

とりあえず、寒い冬の夜。羽毛布団フル装備、完全防御体制で寝てたんだけど、俺は目を覚ました訳。
でも、当然超寝ぼけてるんだ。状況の確認なんざ出来ないけど、いつもの様に対応したんだよ。

「重いよ。○○。(猫の名前)」『……。』「降りなさい。」『にゃあ。』「…ん。よし。…いってらっしゃい。」『にゃあ。』

これだけ。たった之だけ。覚えてるのはこの会話と、腹に刺さる重みと、夜闇の中の白い足だけ。

次の日に思い出して、泣いた。自分の不甲斐なさとかも来てね。絶対アイツはい俺に渇を入れに来たんだ。って。
タヒんだ猫にまで心配されて来る飼い主何ざ、情けないでしょ?とりあえずお前ら。

自分の飼い猫には気をつけなさいってこった。
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