金. 11月 22nd, 2024
841: 名無しさん@おーぷん 2015/08/29(土)09:03:18 ID:bz2
古いアルバムの整理をしていて思い出したのでw

20歳になるかならないかぐらいの頃だったと思うが、
当時友達にすごいアニメファンの子がいて
声優さんが主催する「ファンと行く一泊旅行」みたいな企画で
一緒に行く予定だった人が身内に不幸があって行けなくなって
ひとりじゃ参加しにくいから付き合ってと頼まれた。
アニメとか声優とか全く興味なかったけど、
昔から活躍してるベテラン声優さんも参加してて
その人だけは「ああ、あのキャラの声の人!」ってすぐ分かったし
面白そうだなと思って参加した。


宿に着いて夕食前の交流タイムみたいな時に
みんな色紙にサインしてもらってて、
友人が余分に色紙持ってきてるって言うから1枚もらった。
その声優さんのだけ記念にもらっておこうと思って。
私の番がきて「お願いします」と色紙を渡したら
顔も上げずに「名前は?」と聞かれて「あつこでお願いします」と言ったら
色紙を見たまま「字は?」と聞かれて「ひらがなで」と言った。
そのあと「漢字はないの?」「ありますけど・・・」
「じゃあ漢字!どの字?」「えっと・・・」
「説明できないの?」「いえあの、えっと・・・」
「自分の名前でしょ」「あの、敦賀のツルに子供のコです」
サラサラサラ・・・シュルッ!(サインする音)「はい」
私の名前の漢字、言葉で説明し辛くて敦賀って言っても分からない人も多いんだ。
サインで並んでる人が後ろにもいたから時間取っちゃいけないと思って
「ひらがなで」ってお願いして、そんなふうに聞き返されると思わなかったから焦ってしまった。
その間、一度も私の顔を見なかった。
色紙を見たままだったのが感じ悪いと思った。
そして食事のあと、宿の大広間でトークショーみたいなのがあったんだけど
「どうしたら声優になれますか?」って質問があって
その声優さんが「さっきサインした時も自分の名前の漢字すらサッと説明できない子がいた。
そういう人は声優にはなれないです」と。
私、生まれてからこれまでただの一秒たりとも声優になりたいなんて
思ったこともないわい。

続きを読む