土. 11月 23rd, 2024
123: (1/3)[sage] 2011/06/09(木) 00:55:00.56 ID:ou9mltol
俺の住んでいる地域は何故だか初夏が近付くと何処だかの宗教勧誘が活発化してくる

今年も例外ではなかった
毎年のように若作りしたババアがインターホンを何度も鳴らし「○○さーん、いらっしゃいまぁすかー!?」とけたたましい声で呼び出す
アパートに引っ越してから数年経つ俺の経験上、一度でも応対に出ないとタヒんでも帰らないタチだ。別の住人に至っては夜中まで張り付いて来た事もあるらしい
勧誘の対象者を普段から監視しているのだろう、住人一人ひとりが何時の時間帯に居るのか居ないのかは完全に把握しているらしい
詳しい実態は分からないが、円滑に勧誘したいが為にとにかく情報網が発達しているようだ

で、こんな事が数年も続くとなると流石に我慢が出来ない。
何せ出るまで居座るというしぶとさだ。いい加減撃退したい所だ
口が達者でない上、気も弱い俺には論破で相手を追い払う事は困難
悩んだ末に一つの方法を思い付いた。自分も宗教信者のフリをして相手を混乱させてやろう
あまりに幼稚かも知れないが、これが結果的に効果てき面だった

ピンポーン。
「○○さーん、居ますよねー?ちょっと大切なお話があるんですよぉ!」
さあ来た。どうせ出ないと帰ってくれないし意気揚々と玄関のドアを開ける
宗「あ、私『××王国』の△△と申しますー。○○さんにはご家族はおられますよねぇ?
東日本大震災が発生し、多くの人々が大切な家族を亡くされ、悲しい思いをしましたねぇ。改めて、家族の大切さと言うものを・・・」
台本を読み上げるように綺麗事を捲し立てるいつものババアだ
宗「・・・そこで○○さんにお聞きしたいのですが、貴方にとって家族とはどんなものだとお考えですか?」

そこで俺は答えた
俺「家族なんてね、奴隷のようなものですよ。お金や食べ物を貢がせ、老いた末には捨て去る」

さすがに怪訝な表情を浮かべた勧誘者。しかし何時もの調子で続ける
宗「では、そんな○○さんは、いつもご自分の為に尽くしてくれる家族の為に、何か恩返しをしたいと思いませんか?」
俺「だから奴隷なんだから恩返しなんて要らないですよ。家族は奴隷だ。某真理教の尊師のお言葉だ」

恥ずかしながら、某宗教団体信者のフリをしてみせた
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