日. 11月 24th, 2024

506:おさかなくわえた名無しさん2018/02/17(土) 18:38:59.97ID:8Iw3HwEZ
時期は今から10年以上前とだけ。

ちょっと歌に自信があった私は、何曲か歌ったのを録音して
有名どころの事務所に送ろうと思って、選曲に試行錯誤してた。

で、楽器どころか楽譜もよめないのに
「作詞作曲とか出来たら箔がつく」と思いついて、
鼻歌でメロディー録音して、適当に、でも一応一生懸命歌詞を書いて、
アカペラで歌い直してそれっぽくなったのを一曲入れて送った。

後日、有名どころの事務所から連絡があって、
「特にオリジナルの曲がすごく良かった」と言ってもらえた。
「デビューとか考えてるなら、一度契約の事や、
デビュー時期などのお話しを詳しくしませんか?」となり、
もう、デビューする気満々で片田舎から事務所へ。

事務所につくと、なんだか重苦しいというか気まずそうな雰囲気。
「あ、もしかして先走りすぎた?」とか「お呼びでない感じかな?」とか
いろいろ不安になってたら、
「うちの○○というアーティスト(日本人なら多分知ってる)が
あなたの曲をかなり気に入ってまして。歌いたいと言ってます。
ただし、本人が作詞作曲したという形で」
と言われて、え?は?ってなってしまった。

そのアーティストと同じペンネームを名乗った作詞作曲家として
曲を提供してほしいと。
要はゴーストライター。

かなりゴネたけれど、契約金に負けて条件を飲んでしまったこと、
未だにその一曲の印税が月数十万程度は入ってくること。
長らく忘れていたし、今はただの会社員だけど、
新卒の新入社員の子がそのアーティストのファンで、
しかも私のかいた曲がとくに好きらしい。

もう絶対に言えない。
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By okan777