337 :伝説の鬼女 ~修羅場・キチママ・生活まとめ~ 2020/10/18(日) 12:01:38 ID:ne.lc.L1
小学生の時、同じクラスのA子ちゃんが話しかけてきた。
「うちの猫が子猫生んだの。見に来ない?」
私はそれまでA子ちゃんとほとんど話したことがなかったので、なぜ私に声を
かけてきたのか不思議だったけれど、子猫にひかれてホイホイついていった。
母猫はキジトラで、子猫は黒猫だった。
黒といっても赤味がかった明るい黒で、長毛種の血が混じってるのか、
毛の長さが3センチくらいあった。
子猫は人懐っこい性格らしく、初対面の私にもなついてくれた。
大喜びで子猫を撫でていると、A子ちゃんが真顔になって
「お父さんが引き取り先が見つからなかった子は保健所に連れて行くって言ってるの。
頑張って引き取り先を探したんだけど、この子だけは行く先が決まらなくて。
だからお願い、(私)ちゃん、この子を引き取って!」
もう、その場で子猫を渡されそうな勢いだった。
家に帰って、母に頼んだ。
「お母さん、A子ちゃんちで生まれた子猫飼ってもいい? 私が飼えなかったら、
保健所に連れていかれちゃうのかもしれないの!」
家は持ち家(一軒家)だったので、猫を飼うこと自体は問題ない。
しかし母は許可してくれなかった。
「うちでは猫は飼えないから。保健所? 大丈夫よ、誰か他の人が飼うでしょ」
「お願い、お母さん! ちゃんと世話するから!」
うちで飼えなかったら子猫は保健所行き! と思っいこんでいた私は、
もう土下座の勢いで頼み込んだ。
気が付くと、猫が嫌いなはずの兄まで、私の隣で土下座していた。
兄も賛成した、ということで、母の態度は軟化した。
「……お父さんがいいって言ったらね」
帰ってきた父に頼むと、笑って許してくれたので、子猫はうちの子になった。
「うちの猫が子猫生んだの。見に来ない?」
私はそれまでA子ちゃんとほとんど話したことがなかったので、なぜ私に声を
かけてきたのか不思議だったけれど、子猫にひかれてホイホイついていった。
母猫はキジトラで、子猫は黒猫だった。
黒といっても赤味がかった明るい黒で、長毛種の血が混じってるのか、
毛の長さが3センチくらいあった。
子猫は人懐っこい性格らしく、初対面の私にもなついてくれた。
大喜びで子猫を撫でていると、A子ちゃんが真顔になって
「お父さんが引き取り先が見つからなかった子は保健所に連れて行くって言ってるの。
頑張って引き取り先を探したんだけど、この子だけは行く先が決まらなくて。
だからお願い、(私)ちゃん、この子を引き取って!」
もう、その場で子猫を渡されそうな勢いだった。
家に帰って、母に頼んだ。
「お母さん、A子ちゃんちで生まれた子猫飼ってもいい? 私が飼えなかったら、
保健所に連れていかれちゃうのかもしれないの!」
家は持ち家(一軒家)だったので、猫を飼うこと自体は問題ない。
しかし母は許可してくれなかった。
「うちでは猫は飼えないから。保健所? 大丈夫よ、誰か他の人が飼うでしょ」
「お願い、お母さん! ちゃんと世話するから!」
うちで飼えなかったら子猫は保健所行き! と思っいこんでいた私は、
もう土下座の勢いで頼み込んだ。
気が付くと、猫が嫌いなはずの兄まで、私の隣で土下座していた。
兄も賛成した、ということで、母の態度は軟化した。
「……お父さんがいいって言ったらね」
帰ってきた父に頼むと、笑って許してくれたので、子猫はうちの子になった。