多分何十年も昔の話だと思うけど。
ヨーロッパのある国(ドイツだったか…?)では花火の打ち上げが大盛況に終わってホテルに帰ったそうだ。
しかし、すすだらけで火薬の臭いもひどい東洋人の薄汚れた男が現れたもんで、他の宿泊客がみんな顔をしかめてたんだけど、ホテルの人がこの人がさっきの花火を打ち上げた人だと説明したら、見事に一変、あれは素晴らしかったと真っ黒だったにも拘らず取り囲まれて握手責めにあったそうだ。
アメリカでは花火がよく見える橋でみんな車を止めてしまうので大渋滞。同じ日に、野球の試合もあったそうだけど、選手も客も花火に目を奪われてしまって試合にならなくて、とうとう試合を中断、選手も観客も敵味方関係なく花火を見て歓声をあげていたそうだ。
アフリカに行った時は、さぞかし大騒ぎするだろうと思っていたけど、予想に反して会場のスタジアムは静まり返ったまま。筆者はガッカリしたそうだが、後に風の噂で、始めて見たあんまり花火がすごすぎて観客がみんな腰が抜かすほど度肝を抜かれていたのだということが判明。ほっとしたとか。
きっとそれから年月をかけて日本の花火は世界に知れ渡って、メジャーになっていったんだろうな。
ディズニーは日常を忘れさせる、ディズニーならではの幻想的な夜のイベントをと、世界中に素材を探し回ったあげく、日本の花火に行き着いたそうな。
今でも城のバックに派手に花火が打ちあがってるもんなあ…