水. 12月 4th, 2024


155 :拝啓、鬼女様 2015/12/19(土) 14:16:09 ID:V1e
知人Aさん。
しっかりしてるし良い人だしけっこう綺麗なのに、40歳までご縁がない。
本人も悩んでいて、私も一人男忄生を紹介したんだけどまとまらなかった。
その男忄生曰く「上手く言えないんだが重い」。
Aさん自身も「真面目過ぎるとよく言われる」と言ってたから
ふーん、真面目過ぎて重いなんて贅沢な断り文句だなぁ、と思ってた。

そんなAさんがとある食べ物にハマった。私も同じものが好きだと言った。
すると、良いお店があるから一緒に行こうと誘われた。了承した。
その日の夜、いきなり10軒くらいの店のサイトをラインしてきた。
どの店も遠い。一日掛かりで行くような場所。そして高い。やんわり断った。
すると、電車で一時間半ほどの有名観光地にあるお店を指定してきた。
そのくらいなら行けますよー、と返信。日程の相談に入ったら、
お互い空いているのが12/25の夕方以降だけだった。
観光地だからカップルだらけだろうし、年明けにしましょうかーと返信したら
「私はその日でいい。クリスマスに私ちゃんと一緒なんて幸せ」と返信がきた。
一回り以上年上で、そこまで懇意に付き合っていない人と長時間お出掛けかあ…
と、若干不安だったけど、とにかくそういうお約束をした。

当日、約束の時間に約束の場所に行くと、車に乗ってむっちゃオシャレしたAさん。
え、く、車??とビビッたら、「折角素敵な観光地だからドライブしましょ」と。
別に車が必要な観光地ではない。
ド乚スアップにフルメイクなAさんの素敵な車でドライブする仕事上がりの私。
Aさんはその観光地が大好きでたくさんの思い出があるそうで、
それを聞かされながら、Aさんが編集した洋楽が流れる車内で二時間徘徊。
待望のお店に入り、食事。普通のカフェなんでみんなカジュアル。Aさん浮く。
しかも予約してあった。メニューも選んであった。会計はもちろん割り勘。
食後帰ろうとしたら、近くの人気施設でイベントやってるから寄ろうと。
そこへ行ったら、Aさんはすでにチケットを用意していて、私はチケット代を払う。
帰りは自宅まで送るというAさんにお礼を言って、電車で帰った。
車内で「今日はありがとう楽しかった」ラインが10分置きに五通きた。

楽しくなかった訳じゃないし、Aさんの話はそれなりに面白かったし
お店もイベントも観光地も音楽も車もファッションも、センスが良くて素敵だった。
でも、二度と一緒に出掛けたくないと思った。疲労困ぱいな1日だった。
男忄生陣の言う「重い」がよく分かった。本当に重かった。
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