日. 11月 24th, 2024
761 :殿堂 2016/11/20(日) 14:29:50 ID:i5ZrWkOA.net
ながーーーいので分けます。
長文嫌いの方はスルーでお願いします。

来年、結婚が決まった。
昨日、母の再婚相手で私が高校生のころから一緒に暮らしてる養父と二人でコタツで飲んだ。

養父のことは大好き。
母を大事にしてくれるし、いきなりできた女子高生の私を本当に気遣いながら大事にしてくれた。

本当の父親は所謂モラ八ラで、母が泣くまでやり込めるような人で、父親は私が小2の時に女を連れてきて「来月からこいつとここで住むから今月中に出て行け」と言って本当に追い出された。

母方の祖父は障碍があってあまり実家を頼れず、本当に貧乏で育ちました。
お風呂も毎日入れない、制服もおさがりのみ、1つの袋麺を母と二人で分けて食べる夕食も普通、靴下も穴を縫って履き潰した。

高1の時に母が仕事先の社員さんに結婚を前提に付き合ってほしいと言われたので会ってほしいと言われた。その時は母が幸せになれるとかじゃなく、この貧乏から脱出できる!と思った。

それから養父のマンションに二人で引っ越した。
一人部屋を与えられて嬉しくて仕方なかった。
高校2年にして新しい制服、ローファー、初めて携帯も買ってもらった。
バイトもやめて大学にも行きなさいと言ってくれた。
特別お金持ちではないんだろうけど大金持ちになった気分だった。

浮かれた生活が続いたある日、家族みんなで朝寝坊をした。
バタバタとみんなで準備してて、母が養父の仕事行く用意してる時、養父は母に一つ一つ「ありがとう」と言ってた笑っていた。
ネクタイを手渡しては「ありがとう」朝ごはんがわりのおにぎり握ってる母を見ては「ありがとう」と。

その光景を見た時になぜか涙がどばどば出てきた。
なんて優しい人なんだろう。お母さん幸せそうだな。好きな人に尽くしてるお母さんかわいいな。
そう思うと涙が止まらなかった。

養父は突然泣き出した私を見てあたふたして「大丈夫だよ!!急げばまだ間に合うから!一緒に駅まで走ろう!!」と、私が遅刻しそうだから泣いてると感違いしたみたいでしたが、その養父の慌てっぷりがまた嬉しくて涙が出てきました。
続きを読む