土. 11月 23rd, 2024
804 :殿堂 2021/09/10(金) 16:46:17 ID:9C.63.L1
会社に中途で入ってきたAと私の後輩Bのやり取りが衝撃だった。

AとBは中高大一緒だったらしい。
地元では有名な一貫校出身。
入社初日に「あ!」とお互い気付いていた。

ただ2人の間の温度差が凄かった。

A「Bとは仲良しだった、昔よく遊んだし、一緒に勉強したりした」


B「Aさん?いやー、居たかどうかも定かで無いくらいな感じでしたけど…え?友達?あ、そう思ってくれてたんだ…笑」

A「卒業旅行もみんなで一緒に行ったじゃない!」

B「え?いたっけなあ…ごめん、覚えてない」

A「だって、CやDとも遊んでたでしょ?」

B「あー、CやDは友達!だけどAさんのこと本当に覚えてないんだよね~。やだやだAさん怖いよ~笑」

あまりの温度差に上司ですら「Aさん、本当はいじめられてたとか?嘘ついてないよね?」と確認する程だったし、Aは泣きそうになってた。
それでみんなAとは距離を置くようになってしまって、Bも

「Aさんって不気味~。本当に覚えてないんですよ。あんな子、友達にいなかったです。ほんとになんなんでしょう」

「実は、こう言うのはなんですけど。彼女、頭の病気だって噂があって孤立してたんです。一言話しかけられただけで友達認定っていうか……だからクラスでも要注意人物でした」とよく言っていた。

Bはよくできる子だったので、当然の事ながらAは孤立してしまった。

飲み会もA抜き、誕生日もBは祝ってAのことはBを気遣い祝わない、Aにはみんな敬語、Bにはタメ口…と明らかに孤立することが多々あった。

あとはグループLINEに私がAを誘わずみんなで行った飲み会の写真をアップしてしまい、Aから「私も声をかけて頂けたら嬉しいです」と返ってきて、焦って全員既読無視してしまったり(あとで上司から気をつけろと叱られた)。どう言い繕ってもいじめだったと思う。

みんなその状況に疑問を持たず、「Aはちょっと病気なんだね」と言い合っていた。

だけど私の従姉妹がたまたまAとB2人と同じグループの友達Cだったことが判明。
なんと従姉妹の話では「Bの言ってることが嘘。今その事で私含め色んな仲間に相談が来ている」とのことだった。

AとBはAの言う通り同じグループで、むしろよく話す仲だったらしい。忘れるはずもない。Aは病気で要注意人物として見られたことは1度もないらしかった。

逆にBは頭がキレて賢かったものの、時々しょーもない嘘を言うことがあったとも言っていた。

普通に隣同士肩を組んで映ってる写真も何枚か送られてきた。しかも最新の写真はAの入社1か月前のもの。

「これで忘れてたらBがやばいでしょ」と言われた。

従姉妹もBに何故そんなことするんだ、いじめるなと聞いたけど、「職場の話で君に関係ないでしょ」とあしらわれたらしい。

その話をそのまま上司に伝えるとびっくりしていた。

これではAの名誉に関わるので従姉妹に恥を忍んで「上がブチ切れてるとBに伝えて」と従姉妹経由でBに確認した。

従姉妹はあっさり話を聞き出してくれた。
Bはそこそこ実績もあって、これから主任に昇格してもおかしくない年になっていた。

Aも他社では主任をやっていた。うちでは前職で役職がついていた人が入社すると、すぐに同じようなポストに着くことが多い。

主任だったなら主任。課長だったなら課長代理といった感じ。

だからライバルの登場に焦って、Aを追い詰める事にしたんだと。
「うわ、会社にチクったのか~笑まあいいや、辞めるわ。それでいいんでしょ?」という呑気なLINEのスクショも送られてきた。

最終的にBはグループ会社に異動。Aは話してみると普通の人だった。もう一度飲み会をみんなで開いて、Aと上手くやっていこうと上司が提案したけど断られていた。
結果としてAも別の店舗に異動となった。
流石に私達が全面的に悪いので、私から同期達に

「Bを信じてAを誤解してしまった。
飲みに行く時誘ってやってほしい。
あと、そういう事があったので、ずっと車や商品の掃除くらいしかさせておらず、入社して数ヶ月、殆ど仕事を教えてあげていない。電話も上の指示で取らせてない。新卒だと思って接してほしい」と伝えた。

すると同期の上司から電話があって、「Bの嘘を信じたってのは仕方ないけど、仕事も教えない、飲み会もわざと誘わない、既読無視ってのは違うよね。イジメだよね。精神病んでタヒんだらどうするつもりだったのかな。まあ任せてよ」とチクリと言われ、謝るしかなかった。

同期に後で聞いたら「めちゃくちゃ明るい、若くして役職ついただけあって頭も良い。お前んとこ、もったいないことしたな」との事で普通に打ち解けていた。

今は私もAも昇格、Bも少し遅れて昇格したけれど、できる子だと思ってたBがあそこまで嘘ついてたのが衝撃だった。

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