日. 11月 24th, 2024
122 :鬼女日記 2016/06/23(木) 04:34:54 .net
嫁は汚いクマのぬいぐるみを枕元に置き、毎日ブツブツ話しかけてる。こいつ美人だけど馬鹿だな、と俺は思ってた。
あまりにも不気味なんで、俺はぬいぐるみを捨ててやった。そしたら嫁の奴「くまごろーはどこですか?」とか言いやがる。
あの熊に名前あったんだ!俺は吹き出したよ。「くまごろーはごみ収集の車に乗って旅に出たよ」って言ってやった。
そしたら嫁は号泣してしまった。理由を聞いたら、嫁は母子家庭で家が貧乏でおもちゃやぬいぐるみなんて買ってもらえなかった。
あの、くまごろーは母親が買ってくれた唯一のぬいぐるみらしい。その母親も嫁が高校を卒業し社会人になってから、病気で亡くなった。
くまごろーを母親だと思って毎日話しかけてたらしい。俺と結婚できて幸せだ、とか、俺の体調が心配だとか、そんなことを話しかけてたらしい。
新しいの買ってやると言ったら、「いえ、もういいんです」と寂しそうに答えた。
嫁から笑顔が消えてしまった…
続きを読む