土. 11月 23rd, 2024


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715: 648 投稿日:2014/03/03(月) 22:19:23.11

朝方まで泣き続けたAとA嫁は、次の日二人とも仕事行かなかった
行けなかったんだけどね
燃え尽きたように、二人とも壁にもたれかかって、廃人みたいになってた
たぶん会社からだろうけど、二人の携帯がけたたましく鳴ってた
二人ともまったく携帯を触ろうとしないから、俺が電話に出て、『夫婦揃って急な熱発です。友人の俺が面倒見てますけど、今日はおそらく無理だろうと思います』と断り入れた

もちろん、そんな状態の二人を放っておくわけにもいかず、俺も休んだ

昨日の夜まで幸せでいっぱいだった部屋は、まるで廃屋みたいに静まり返ってた
天国と地獄……その言葉が、本当によく合ってた

夕方くらいになっても、二人ともピクリとも動かんかった
でも、そのままじゃ何も終わらんのは何となくわかった

とりあえず、Aを呼んでみた
もちろん反応なし
器用な奴なら、ここで気の利いた言葉でもかけてただろうけど、俺頭悪いから何も思い浮かばんかった

死人みたいになってるAの胸ぐら掴んで、思い切り引き上げた
で頬を一発全力ビンタした
A、ようやく俺の顔を見る。すかさず怒鳴ってしまった

俺『しっかりしろ!!俺じゃケジメ付けれん!!お前がしないで誰がするんだよ!!』

Aは何とか俺の顔を見て、小さく『……分かった』って言った


それから、Aはとりあえず俺を帰らせた
なんでも、二人っきりで話がしたいんだと
一応Aには確認した
『ないとは思うけど、下手なことすんなよ?』って言ったら、『安心しろ。ただ話すだけだ』って返って来た

まあ実際、そっから先はA夫婦の話だし、俺はぶっちゃけ言えば部外者

あとはAに任せて俺もそのまま帰宅した



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