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169 :伝説の鬼女 ~修羅場・キチママ・生活まとめ~ 2021/01/25(月) 15:30:43 ID:NS2
一回り年上の姉がいるんだが、思春期に産まれた私のことを
可愛いと思うより“恥ずかしい”と言う気持ちが強かったそうでずっと無視されてきた。
母が私を妊娠した時には「堕ろしてほしい」と言ったそうで
最初はよく言う子供返りみたいなものかと両親は思ったが
年齢が年齢だし、どうもそんな生易しいものでもないようで、
“授かった命”について色々話して聞かせたらしいが
とにかく恥ずかしいの一点張りで、私という妹の存在を認めようとしなかった。
なんとか姉妹仲良くしてほしいと両親は望んだが、
姉妹らしい関係を築けないまま大学進学の準備を
「これでアイツ(私)の顔を見ずに済む」と言って嬉しそうな様子を見て諦めたそうだ。
私は私で「お姉ちゃん」と呼ぶことを姉から禁じられ
家を出たら一切話しかけるなと厳しく言われ
何がなんだかわからないままに“怖い存在”でしかなくなっていた。
中学に上がる頃には、何故何もしていないのにこんなふうにされなきゃいけないのか、
友達のお姉さんやお兄さんはこんなに優しいのに、と理不尽さにムカつき
それならそれでと、姉などいないと思うことにしていた。
姉が家からいなくなってからは、両親と3人での暮らしは実に穏やかで平和だった。
あまりに居心地よくて、大学は自宅から通えるところを選び、就職も市内で決めた。
そして26の時に結婚したが、姉は招待するまでもなく
婚約を母が報告した時点で「報告なんか要らない。式には出ない」と言い切り
両親も「あ、そう」って感じ。
姉はまだ独身だった。(ずっと独身だったけど)
変な話なんだろうけど、そんなふうだから夫とは姉と顔合わせしないまま結婚した。
夫にもちょっと面倒な従兄がいるらしく「どこでも変なののひとりやふたりいるね」って言ってる。
義父母も含めてあまり姉のことを言わないでくれるのは有難い。
(続きます)
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