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855 :キチママ警報 -キチママ・生活系まとめ- 2016/10/05(水) 10:30:50 ID:ifN
数年前のお正月休み明け、兄が向かいの○さんちにすごい美人がいた、紹介してほしいと言い出した。
兄は自宅と職場の往復以外ほとんど外出せず、友達もおらず、彼女いない歴=年齢、
自由になるお金は趣味と二次嫁に費やすという典型的なキモオタだった。
ちょっと前に相次いで体調を崩していた両親は、このまま家に兄を残して逝ったら孤独タヒ一直線だと気に病んでおり、
兄が生身の女忄生に興味を持ったらしいこの発言を聞いて大喜びし、すぐさま手土産を持って向かいの○さんちに行った。
かくかくしかじかな女忄生と兄から聞いた特徴を伝えたら、Y子さんだろうという返事があった。
Y子さんは二十代でお嫁に行ったけど、子供に恵まれず実家に戻され、当時三十代半ば。
すぐさまお見合いがセッティングされた。
と言っても本格的な物ではなく、我が家にY子さんとご両親を呼んで皆で食事しただけだけど。
Y子さんはちょっと暗いけど物静かで常識を弁えた感じの人で、
兄が言うような思わず二度見してしまうような絶世の美女ではなかったけれど、綺麗な人だった。
その日の夜中、兄が敷地内別居している我が家に来て、俺が見たのはあの人じゃない、別人だと言い出した。
で、私から両親にそれを伝えて、上手い事断ってくれと。
もう馬鹿かと思って、お断りしたいなら自分で言え、自分の人生の尻ぬぐいくらい自分でやれと怒鳴りつけて追い出した。
結局兄はそのまま結婚した。
兄が四十、Y子さんが三十代後半で子供に恵まれ、傍から見る分には幸せそうにやっている。
今年のお盆に、兄が○さんちに俺の見た人が来ているとこっそり私に言いに来た。
ちょろっと向かいの様子を窺ったら、確かに人目を惹く可愛い子がいた。
でもね、どう見ても二十歳そこそこだったの。
多く見積もっても二十二か三くらい。
兄が紹介してほしいと言い出した時には間違いなく十代。
良く紹介してほしいとか言えたな!とスレタイ。
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