土. 11月 23rd, 2024
181 :鬼女日記 2016/07/04(月) 15:07:42 ID:QhH
愚痴というか、吐き出しに近いかもしれないです。
私の旦那はアスペルガーです。医師から診断されて手帳もいただきました。
今でも旦那の変なこだわりに首をかしげることはありますが、家庭生活は概ね上手くいっています。
仕事でも、三十代前半で係長になりました。収入は多くないですが、贅沢しなければ生きていけます。
子どもにも恵まれ、幸せです。

だからこそ気になるのかもしれませんが、旦那の自尊心の低さがすごく気になります。
旦那は人一倍努力家です。
ご両親が旦那の言葉を借りるなら「善人だけどバカ」という方々で、私などから見ると知的な障碍があるのでは?
と思うほど日頃の行いが変な人たちでした。善意は感じるけどやってることは「???」となるような感じです。
例えば初めてご挨拶に伺った日に、回転ずしのセットを買ってきてくれました。気持ちはうれしいのですが、
真夏の炎天下、片道1時間くらいをかけて自転車を押して持ち帰ったお寿司は
具もくちゃくちゃで、生暖かく正直食べたいと思いませんでした。
旦那が「食中毒も怖いから止めておこう」と言ってくれたので何ともありませんでしたが、
一事が万事、そういう感じでした。
当然家も貧しく、旦那は高校からは自分で学費やもろもろの費用を賄っていました。
昼働いてよる学校に行く生活をしながら大学まででて、教員の免許や司書、学科の紹介学生に選ばれるなど、
目に見える成果もあげています。聞けば生徒会役員や高校の卒業生代表もしていたようです。
今でも幹事として同窓会を取回しています。
仕事でも、三十代前半で係長は、旦那の会社ではかなり早い昇進で、誇って言事だと思います。
まして、アスペルガーという障碍を抱えて、コミュニケーションに四苦八苦しながらですから、
私には想像もできない苦労を重ねて来たんだと思います。

旦那は自分のことを「運が良かった」「環境に恵まれた」だけの人で
「苦労というなら、僕より苦労してる人はたくさんいるよ。僕はラッキーで、人様に語れるほど苦労してないから」
と言って「もっと努力して、頑張らないと」といつも家に帰って子供たちが寝た後から仕事の続きをして、
朝は早くから出ていきます。
それでいて、家事や育児は積極的に手伝ってくれて、私にはもったいない程よくしてくれる旦那です。

だからこそ、旦那にもう少し自分を誇ってほしいと思います。
人から出身大学を馬鹿にされても「その人には、それが大事で、事実として間違いではないからね。
僕は2流大学までしか行けなくて、彼は旧帝大まで行けたんだ。すごいと思うよ」などと笑っています。
旦那も、家がまともならそれくらいは行けたはずなのに、好きな歴史で身を立てることもできたかもしれないのに、
人よりも劣るスタートラインから、人よりも過酷な道で頑張ってきたのに、
どうしてそれをもっと言わないんだろう。
どうしてそれを誇らないんだろうと寂しく思ってしまいます。

アスペルガーを抜きにしても、私には勿体ないくらい優しくて立派な旦那です。
アスペルガーを入れれば、これほど頑張って社会に適応してる人を私は他に知りません。
医師も心理士も「アスペルガーとしてはかなり異質な存在。普通ここまで適応できない」と言ってくれています。
会社でも温厚で話が分かる、部下の立場で物事を考えてくれる良い上司と言われているようです。
だからもっと自分を誇ってほしい。私の大切な人はこんなにすごいと世間に知ってほしい気持ちで、
苦しくなってしまいます。
顔見知りには言えないことで、でもどこかで吐き出して自慢したくて、書き込んでしまいました。
お目汚しすみませんでした。
続きを読む