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111 :伝説の鬼女 ~修羅場・キチママ・生活まとめ~ 2010/02/27(土) 05:45:31
父方の祖父のお通夜に召集がかかった一人暮らしの社会人の俺、
親父は4男で都会に出てたからあまり意識しなかったが、
祖父は田舎の旧家で結構な名士だったようだ。
人が沢山なのと遅れてきたために近しい親族の部屋にいる自分の家族と
合流できずにご近所さんを主に集めた部屋に俺は一人座って居た。

セーラー服の上から割烹着を羽織り、肩ぐらいまでの黒髪を無造作にまとめて
三角巾をつけてた(調理実習スタイル?)嫁はその部屋担当の給餌掛かりで、
仕出弁当やお酒を振舞うため独楽鼠のように忙しく働いていた。

嫁は見慣れない顔の俺にお茶を注ぎに近付いた際に探りを入れて来た。
後で聞くと葬式泥棒かも知れないと思ったそうだ。

嫁「今日はお一人でお見えになられたのですか?」
俺「父親達とここで一緒になる予定だったんですが、、」
嫁「…失礼ですが、どちら様です?」
俺「四男の次男で俺男と言います」
嫁「ああ、俺男さん、、四男さんご家族は別の部屋にみえられてます」
俺「…すみません」

そういって俺を先導して親族部屋に案内する嫁は
さっきまでの大人びた態度ではなく、アヒル口になりながら、批難めいた口調で
嫁「何で座る前に名乗ってくれなかったんですか?」
俺「あ、不味かったですかね?」
嫁「…」

気不味い空気に絶えられないのとお手伝いの娘の割には
主催者のように挨拶をしまっくってた嫁の素忄生が気になってたので
俺「失礼ですが、どちら様です?」と同じ質問を逆にした。
嫁「・貴方の叔母ですよ、、、こちらです」
嫁はそう言って親族部屋の前で踵を返した。

親父は確か末っ子のはず?
親父の男兄弟は全員結婚していて離婚もタヒ別もしてないから、
若い高校生の嫁なんか居ないはず?
?マークをいっぱい出しながら、後ろ姿の嫁のふくらはぎ辺りを見詰めていた。

答えを言えば、
嫁は祖父の後添えの連れ子で、養子縁組してなかったから、
正式な叔母じゃなかった。
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