土. 11月 23rd, 2024
433 :ロミオ伝説|にちゃんまとめ 2013/10/16(水) 18:53:04 0
金八先生 First Seasonがやってた時代の話

中3の時、父親の転勤で転校することになった
それまでの中学は穏やかな学校で(校則は厳しかったが)のんびりした毎日だったが
転校した学校はスクールウォーズの様に荒れた学校だった
超普通の俺は逆に浮く様な状態で、どうすりゃいいんだ?と・・・

犬も怖くて触れないほどのヘタレだから、不良デビューなんて無理
転校初日に、先生から「ここの学校に染まっちゃダメだから!」とか言われるし・・・
前の学校では友達多かったから、ぼっちになるのも嫌だし・・・

悩みつつも、無駄にコミュ力だけはある俺は(転校が多いとコミュ力はつく)
初日の午前中はもらったクラス名簿(当時は住所電話番号あり)を見つつ観察
家が近くてとっつきやすそうな不良に適当に話しかけた
そいつは気さくに話してくれて、家が近い事やなんかでその日は一緒に帰ることに
隣じゃないけど距離にして20メートルくらいの家で、いきなり家に誘われ仲良くなった

しかし、翌日に分かった事だが、そいつは2大勢力のグループのトップだった
下手に家が近いが故に、登下校は一緒、必然的に俺はそのグループの一員という事に
また、俺はくせ毛で、何もしなくても前髪が持ち上がる「天然リーゼント」の持ち主
サイドの毛にポマードを塗れば立派なリーゼントの出来上がりというお手軽不良スタイル
無駄なコミュ力と脊髄反射でしゃべってしまう口の回り具合で、
瞬く間にサブリーダー的立場に祭り上げられて行く・・・喧嘩なんてできないのに

他校と街で遭遇し、喧嘩になるときは、俺が口で煽り、向こうが切れて飛び掛ってくると
俺は最後尾に逃げて、周りが守ってくれるという、何とも言えない立場を確立
リーダー、Yはとてつもなく強くて、他校の弱いグループなんかは、出会うだけで
「チーッス、Y君 チーッス」って感じで、道を空ける始末、でいつも一緒にいる俺も
その内顔を覚えられて、一人で歩いてても「チーッス、俺君 チーッス」って・・・
慣れない俺は「あぁ、どうも、こんにちは」とか返すんだけど、それが逆効果で
普段は優しいけど、一度切れると鬼より怖いとか噂が流れる始末・・・
続きを読む