昨日、突然知らない女忄生から連絡があった。俺の妻が不ｲ侖している
というのだ。俄には信じられず退社後その女忄生と会って事情を聞いた。

その女忄生は調査会社を名乗る人物と約束の時間に現れた。
その女忄生は育ちの良さそうな冷静で聡明な女忄生であるとの印象を受けた。
女忄生曰く、約2ヶ月前から夫の行動に不振を懐き調査会社に素行調査を
依頼した結果俺の妻との不ｲ侖の証拠を掴んだと言うのだ。

調査報告書には、証拠の写真と共に時系列で妻と間男の行動が詳細に
書かれている。いわば動かぬ証拠とでもいうのか非の打ち所のない
完璧な報告書であった。

俺は寝耳に水でまったく妻を疑う事がなかったので信じられない気持ち
ではあったが調査書を見る限り疑う余地はなさそうだ。
逆にショックを受けている俺を見かねて、気遣ってくれた。

女忄生は弁護士との相談の上、内容証明を送付するつもりであるとの事だ。
女忄生と調査会社の人物は、俺の今後の対応を尋ねたのだが何と答えてよいのか
解らなかった。

女忄生は、俺の妻と女忄生の夫を徹底的に追い詰めてやると言っていた。
状況によっては俺に調査資料を提供するとも言った。
俺は暗闇で頭を毆られたような感じで何も答えられず携帯の連絡先を
交換して別れたのだが、別れ際今日も女忄生の経営する会社所有のMCで二人が

合うから自分で確かめろと言ってMCの住所と地図を渡された。